不正出血で観念した私は、ようやく重い腰をあげ病院へ電話した。
電話口の受付の方に、自分の症状を説明する。
当日は予約で埋まってるため診察は無理だが、翌日ならば少し待つ必要はあるものの
診療は可能ですと言われたので、気持ちが変わらないうちに予約を入れる。
やはり、ネットで検索した際の病院の評判が良かったので予約も取りにくいのだろうか?
でも、こればかりは行ってみないと分からないので現段階では何とも言えない…
いよいよ明日、はじめて婦人科デビューすることになった…
予約を入れるという大きなミッションを終え少し大人になれた気がした。
(もう30代だから、充分すぎるほど大人ですが…)
翌日になり、婦人科デビューに朝からドキドキ、ソワソワ。
お初の婦人科に備え生理周期なども聞かれるとだろうと
テンパらず、すぐ答えることができる様に昨日のうちに準備もしておいた。
病院へ着き、受付で症状やら生理周期やらをいろいろと聞かれ説明する。
初めての婦人科の雰囲気に圧倒され準備万端だったはずの生理周期は、
結局はテンパりまくりで、スマホに保存したメモがなかなか出てこない始末…(汗)
そして婦人科に来たこと自体、初めてだから当然がん検診なんてしたことないので
ついでに子宮頸がん、子宮体がん共にがん検診をしてして欲しい旨も伝えた。
子宮体がん検診は痛いとよく耳にするが、どんだけ痛いのかしら?
ちょっと怖いけど、せっかくだから一緒にやってもらうに越したことはない。
なんとか無事に受付を済ませて待合室へ行く。
置いてある雑誌でも見ながら順番がくるまで時間でも潰そうと思うが
緊張してるため集中して中身を見ることなんて勿論できるはずもなく
何冊も雑誌を取っ替え引っ替えしちゃソワソワ、ソワソワ
どんだけ緊張してるねん!って、雰囲気を出しまくりながら待つこと数十分…
「ふーこさん」
私の名前が呼ばれた!遂に、私の診察の順番が回ってきた!